禅と脳と酸素の関係・なぜ瞑想したほうがいいの?それは“◯◯創り”の根幹だから

若松えり子です


前回、


〜脳は、全体の20%もカロリー
(エネルギー)を消費する

 酸素に関しては、50%を消費する


つまり、


脳は、エネルギーも酸素も、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ものすごく食う臓器である
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

というお話をしました。


■ 前回の、
【スティーブ・ジョブズは
 何故いつも同じ服だったのか】
https://chiisananiwa.com/journal/2019-8-26


 毎日、同じ服を着ることで、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「脳のエネルギーの節約」をしていた
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


という話は、

イチロー選手も現役時代に
「グラウンドに足を踏み入れる時は右足から」
(うろ覚えですが;)
と、様々なルーティーンを厳守するのも、


「脳のエネルギーの節約」


をしていたんじゃないかな、と思いますが、



今日、お話しするのは、

酸素に関して。



脳は、身体全体の50%の酸素を消費する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


こちらを、詳しく解説したいと思います。


この話は、非常に重要な話ですので、
以前にもこちらで、何回かお話ししています。


〜どういう事かと言いますと、、



・・何年か前に、

「クレイジージャーニー」という番組で
フリーダイバーの篠宮龍三さんが、
とても興味深いことを仰ってました。


ご存知のかたも多いと思いますが、
リュック・ベッソン監督の映画

「グラン・ブルー」

実在の天才ダイバー、
ジャック・マイヨールをモデルにした、
フリーダイビングの世界記録に挑む、
2人のダイバーの友情と軋轢を描いた物語。


篠宮さんは、この映画に魅了されて
ダイバーとなったそうですが、



6年程前に、初めて挑んだ世界大会の練習中に
「大ブラックアウト」を起こしてしまったそうで、


この「ブラックアウト」というのが
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
目標地点まで到達して戻ってくるときに、

「脳」が、酸欠状態になって気絶・失神
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 してしまうことを言う のだそうですが、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

サポートがなければ当然、
死に至ることもあるという、
死と隣あわせの過酷な競技です。


以降、2年間スランプのようになって
ダイビングをやめようと考えたそうですが、

ジャック・マイヨールが、

日本の「禅」の文化に惹かれていることを
思い出し、

「禅」の関連本を読み漁っていたそのとき、



「因果一如」という言葉に出逢ったのだ、と。
  ̄ ̄ ̄ ̄

これは、


「頑張ったからといって、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 先に大きな成果を期待するな」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


という意味で、

この言葉を知ってスランプから抜け出せたと。


つまり、

篠宮さんは、


「これだけ頑張って練習をしてきて、
 お金を使ってきたのに、
 優勝できなければ、賞金がもらえない!」


と、思考し続けたことで、
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

身体全体の「酸素」の50%以上を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
必要以上に「脳」が消費してしまい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
酸欠になってしまった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


だから、


精神を強化することはもちろん、

「脳」を休ませるために、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「瞑想」は欠かせないのだ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

と、仰っていたのですね。


フリーダイビングでも、
潜る前には必ず、高い水圧に耐えるために
ヨガで内臓を柔らかくし、

それから、



「瞑想」をして

 リラックスし、集中力を高め、

 精神をよい状態にしてから潜るのだと。



“人は、1日に6万回も思考している”

と言われていますが、


常に「思考」していると、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「脳」が「酸素を使い」すぎて、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 いい結果(深く潜る)記録につながらない
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


だから、


「無心」になることが重要なのだ、と。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


如何に、

心を無にし、

脳の活動を抑える(休める)か。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



まさに、「瞑想」です。



ただ、


「無になろう、無になろう、」

 と思っているうちは、

 無になれません。



では、どうすればいいのか。



「無になれてない自分」を、
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ただただ、「感じる」こと。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


なんです。



「できない自分」を「受け容れる」こと。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


これが、とても大事で、

循環創り”の根幹、の部分なのですが、、


みなさん、ココを端折っちゃうんです。。



ココを端折っていては、

エネルギーはうまく「循環」できないのです。

そして、根詰まりを起こすのです。


力づくで物事を動かしても、

途中で息切れしてしまうことは

目に見えています。



ここぞ!という時に、ガス欠。。。



そうならないために、、



「瞑想」は、脳への酸素の消費を抑える

 = 脳の休息
    ̄ ̄ ̄ ̄

が、真に豊かに生きる上で、

 とても大事なのですね。。

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