ブンジュ村の村長「あきらめる時間が来る幸せ」ってわかるかい？

若松えり子です。

〜先日

「諦め」と「手放し」の違いとは？

でも書いたんですが、

本来、「諦める」の語源は、

「明らかに見る」

素晴らしいご感想をくださった受講生様から、

現代でいう『諦め』は、
ネガティブな意味として
使われることが多いかと思いますが、

ものごとを明らかに見極めたとき

「目指すこと」と「手放すこと」の
区別ができるようになり、

等身大の自分を、

　ありのままに受け容れ、

「自己受容力」を養い続け、

 

『明らかに

　　自分を観れたからこそ、

　　　　　　　　　　手放せた』

まさに、

手放せたからこその次元上昇を
見せてくださいました。

〜先日、私の本と同じ時期に出版された本
ということもあって、
気になっていた本

ひすいこうたろうさん×ショーゲンさんの

『今日、誰のために生きる？』

を買って読んでたのですが、
その一節に、

「あきらめる時間が来ることの幸せ」

について書かれてあったんですね。

以前、ショーゲンさんが
　お世話になっていたという、
アフリカのブンジュ村の人たちは、

昼の15時半には仕事を終え、
夜21時に寝るまでの間、
自分の時間や家族との時間を
　大切に過ごすのだと。

でも、そんな時間もとらずに、

我を忘れて絵を描いている
　ショーゲンさんを見兼ねて、

訪ねてきてくれた村長さんが、

「日没になって、
　　薄明かりがついていたとしても、
　　　　もう外は真っ暗。

　だから、
　
　すべての作業をあきらめないといけない。

　ショーゲンは、

　『あきらめる』と言う言葉を
　　　　　マイナスに捉えてない？

　　でもこの村ではプラスなんだよ。」

「あきらめる」時間が来るという事は、

　今から“真の休憩の時間” になる

ということ。

 

「今の日本人は、
　　いつあきらめる時間を作っているの？

　ショーゲンを見てたら、わかったよ。
　ショーゲンはあきらめられないでしょう？
　ショーゲンはあきらめることを知らない。
　
　あきらめられなかった大人に育てられたんだね。

　あきらめることを知らない大人に
　　　育てられた子供は、
　　　　　あきらめられなくなるんだよ」

真っ暗な中で村長は言いました。

「一生懸命やること、
　　挑戦する事は良いことだよ。

　負けたくないっていうのも
　　　　　　　大切な感情だよね

　でも心が潰れそうだったとしても、
　　それでも

　　　あきらめることはできないのかい？

　良い作品は、
　　心に余裕がないとできないよ」

人間というのは、

本来、日の出と共に起きて、
　　　日の入りとともに寝る。

そういう生活に近づくことが
　　真の休憩を得ることであり、

心身の余裕を生み出すことなんだと、

ショーゲンさんはこの日、
暗闇の中でそうを教えてもらった、と。

心にゆとりを持つことが
　　何より大事なのだ、と。。＾＾b